半世紀も生きてきたけれど・・・

50才になっても自分探しにまだまだ迷走中~何かを見つけたい。でも何かって何??~

執着・・・続きの話

 

kico-chan.hatenablog.com

 

続きです・・・

叔母は他人に対して警戒心も強く、遺産をめぐり他の兄弟達と縁を切ってきました。

今では付き合いがあったのは唯一母だけ。

養女である母はそんな兄弟姉妹に振り回され、お手伝いのようにこき使われ

姉でありながら、妹である叔母には相当気をつかっていたと思います。

私達家族に対し「貧乏人なんだから~」という言葉を何度言われてきたことか。

 

キリギリスのような生活をしてきた叔母と

アリのようにつつましく生活してきた母

13万の年金でも蓄えも少しあるから十分という母に対して

叔母は今までのような生活ができなくなったことに絶望している感じがしました。

「長生きしていてもしょうがないから健診もうけていない」と。

家の片付けも日々の生活でいっぱいいっぱいで進まない。

貯金も目減りしていく。

身体はどんどん老化してできないことも増えてくる。

不安で眠れない日もあるとこぼしていました。

そんな叔母とは実家で年に1回会う程度

私が帰省すると、毎回、叔母夫婦も遠方から車でかけつけてくれました。

もちろん、嬉しいことではあるけれど・・・

昨年の帰省は母とお金や保険の話など終活にまつわる色々を済ませたかったこともあり

数日だけずらし早めに帰省したのです。

叔母にはそのことは内緒でした。

母と二人だけの時間がほしかったから。

実家にいる間、いつもの叔母とはちょっと違うような違和感を感じながら

私は家に帰りました。

その後母からの電話で叔母が母からの電話に出ないこと。

電話に出ても、忙しいと一方的に切られ、折り返しの電話もないことを聞きました。

何かあったのでしょうが、理由を聞きたくても完全にシャットアウトです。

私も電話しましたが、叔父がでで「体調悪いから出れないって」と言われてしまいました。

老後の不安は誰でもあると思います。

子供がいても不安なのだから、子供がいなかったら余計にかもしれません。

終活の話は自分の親でさえ、デリケートです。言いにくいです。

それなのに叔母夫婦に対して、こちらから、どう考えてるの?とか、お金の事とか聞くことはできません。

まして、公正証書は作ってある。ゼロでは死ねないから困る・・・

などと聞かされてるのに、お金目当てと思われても嫌だなと思い、何も話しをしてきませんでした。

簡単に私がいるから大丈夫だよなんて言えなかった。

自分の親の事さえまだ考えられないのに。

でも、なぜだろう・・・

私達家族に疎外されてる気がしたのか?

あんなに可愛がってきたのに、姪、甥はなにもしてくれないと思ったのか?

本当にわかりません。

子供の頃、色々連れて行ってくれたこと、可愛がってくれたこと忘れるわけないです。

感謝もしています。

嫌いなとこもあった。

だけど・・・大好きでもあったのに。

「ない」に目をむけすぎるあまり「ある」に気づけない

自分にも言えることです

執着を手放せたら幸せに気づくことができるのでしょうか