執着することの哀れさ
過去の自分や生活に執着している人・・・
私の叔母の話です。
子供のいない夫婦で、ゴルフ、旅行、グルメ、服、飲食・・・
いいものしか食べず、身に着けず。
叔父は単身赴任で週末しか家におらず叔母は自由気ままに贅沢な暮らしをしていました。
叔父の勤務していた会社が傾き、会社更生法適用になったのが50才頃だったと思います。ボーナスもでなくなり叔母も短期のパートに出たりするようになりましたが、
近所の人に働いてるのがバレると困る?から遠くの仕事を選んだり、見栄っ張りなところがありました。
お付き合いしている人たちが医者の奥さん、一流企業の奥さんだったので
必死だったのかもしれません。
それでも生活のレベルを落とさず、祖父母からの遺産などを取りくずし生活は相変わらずでした。
叔父が退職し退職金がはいったらパートも辞めてしまいました。
半分は住宅ローンの残債にあて半分は貯金と言っていましたが
なし崩しに減っていったようです。
叔父は69才で病気になるまで仕事を続けていましたから
65才からは年金もでるしそれなりに収入はあったと思います。
でも口癖のように「お金がない」と言ってました。
化粧品も安いのに変えたけどやっぱり安いのはダメ。
服も買うのをやめられないようでした。
二人暮らしには広すぎる大きな家にすんでおり光熱費もかかる
家の中はものであふれ、人をあげれるような状態ではない
マンションへ住み替えしたいけど家を片付けなくては
業者を呼ぶこともできないと言っていました。
「自分たちに何かあっても迷惑かけない。
公正証書も作った。でも、人間はゼロでは死ねないから困る」と
私に会うと言っていた叔母。
昨年会った時、なんかいつもと違う感じはありました。
長くなりそうなので次回へ続く・・・